肌荒れは、なぜなかなか治らないのか
なかなか治らない肌荒れに悩んでいる方が増えています。今日は、いちど肌荒れ起こすと、なぜなかなか治らないのか、そのメカニズムと、適切なケア方法についてお話ししていきたいと思います。
こんにちは、mimiです。
Twitterで皆さんとお話しをしていて思うので、「一度肌荒れするとなかなか治らない」と感じてる方が本当に多いなあと。
かくいう私も、3月は仕事がとても忙しく、その代償で、4月半ばから唇が荒れています。
すぐに皮膚科に行ってケアをすればよかったのですが、忙しさにかまけていたら症状が悪化…!
結果的に、治すのに長い時間をかけることになってしまいました。
肌荒れと言っても、いろんなバリエーションがあるよね
みんな肌荒れと言いますが、人によって意外と定義が異なったりします。
ニキビができるのか、乾燥するのか、赤くなってピリピリするのか、皮剥けするのか…。
きっと皆さんにも、いくつか自分が陥りやすい肌荒れのパターンがあると思います。
たとえば私は、合わない化粧品をつけたらすぐに肌がピリピリします。
美容医療でレーザー系の治療を受けると、一時的にニキビができることがあります。
夏になって汗をかく季節になると、バリア機能が低下しやすくなって、肌が赤くなります。
こんなふうに、自分の肌荒れのパターンを類型化しておけると、いざ荒れてしまった時も対処がしやすくなるのでお勧めです。
たとえば、最近よく拝見するのが、このパターンの方です。
「ベビーオイル洗顔」でずっと調子が良かったのに、ここ最近急にニキビができるようになってしまった。スキンケアも変えてないのになんでなの?!
そんな方は、こちらの私のInstagramポストを見てみてください。
(>ボタンを押すと、次のページに進めます)
この時期になって肌が荒れてしまっている方には、このような季節性の原因が考えられると私は思っています。
スキンケアを見直すチャンスです。
年間肌荒れカレンダー
1〜2月 低湿度・低気温からくる乾燥による肌荒れ。
2〜3月 花粉による肌荒れ。人によっては5月までつづく。
4〜6月 気温上昇による、皮脂の分泌の増加による肌荒れ。
7〜9月 汗による肌荒れ。紫外線による肌荒れ。
10月 夏の紫外線ダメージを引きずった肌荒れ。
11〜12月 気温低下からくる、乾燥による肌荒れ。
日本は四季の移ろいが豊かな反面、気温の変動が結構激しいので、肌にとっては過酷な環境と言えるのかもしれません。
もう市販のカレンダーに書き込んで欲しい。「△月になったら○○に注意!」みたいなやつ。
季節性の肌荒れに対抗するスキンケア
前提として必要なのが、「年単位で自分の肌を観察する根気」です。
スマホのカレンダーやTwitterに、肌荒れしたときに、その事実を書いておくだけでも良いと思います。
淡々と、肌荒れの記録をつけていく事で、自分がどういう時や、どの季節に肌荒れしやすいのがわかってくると思います。
【mimiの場合】
・水に肌が弱いので、汗をかく夏の方が肌荒れしやすい。
・長風呂、サウナをすると肌荒れしやすい。
・美容医療で、肌の浅い層にアプローチするレーザーを打つと、一時的に小さなニキビができる。
・寝不足が続くと、肌がくすんでくる
私はこんな傾向を自覚しているので、以下のような対策をとります。
【mimiの対策】
・毎年6月頃、ボトックス入りの水光注射を、肌の浅い層に入れて、汗を抑制。
・長風呂はあまりしない。するときは、「ワセリン」を塗って肌をガード
・美容医療後は、「セラミド」系の保湿剤を何度か重ね付けて、重点的に保湿。
・寝不足が続きそうなときは、これまた保湿剤を多めにつけておく。
このような対策をとる理由がなんでなのか知りたい方は、是非「3STEP保湿法」の過去記事を読んでみてください!
スキンケアは臨機応変
結局スキンケアにおいて、1番大切なこと。
それは、「臨機応変であること」だと私は考えています。季節も変われば、体調も変わるし、歳をとる。私たちの体は、常に様々な変化にさらされています。肌ももちろん同じです。
その時に、打てる手を1つしか持っていないと手詰まりになってしまいます。
日頃から自分の肌を観察して、先手先手でケアをしていけるように、心がけていきましょう。
そしてそれでも肌荒れしてしまった時には、こちらの方法を試してみてくださいね。
(ラジオ型のInstagram投稿です。再生ボタンを押していただくと、私のナレーションが流れますので、よかったら聞いてみてくださいね!)
肌荒れがひどいときは、皮膚科に行こう!
ここまでは、スキンケアでなんとかできそうなレベルの肌荒れについてお話ししてきました。
しかし、いろいろな方のスキンケアお悩みを聞いていると、「それはすぐに皮膚科に行ってー!」と私が思うようなことでも、我慢されてしまう方が多いようです。
・赤みがあってヒリヒリする。
・痒くてピリピリする。
・ニキビ、吹き出物がひどい。
こんな場合にはさっさと皮膚科に行って、場合によってはステロイドが配合された薬を使うことも選択肢に入れる必要があります!(もちろん医師の見立てに従ってくださいね)
なぜなら、肌荒れしている=バリア機能が低下している状態です。
普段だったら、反応しないような刺激も、うまく防御することができず、肌に影響を及ぼしてしまうかもしれません。
そうすると、肌はターンオーバーのサイクルを速めて、刺激の原因を肌の外へ追い出そうとします。急いで作られた角層細胞は、質が悪く、これまた肌のバリア機能の低下につながる悪循環が始まります。
こういう状況を、スキンケアでなんとかしようと、あれこれ新しいアイテムを使ったりしてしまうのは、一番の悪手です!
皮膚科に行って、さっさと肌荒れを治療して、普段のスキンケアにシフトしていくのが一番の早道です。
私も今年は花粉の季節に肌荒れをしてしまったので、お薬のお世話になりました。
この辺りも、「臨機応変」な意識がとっても大切だなと思います。
ありがとうございました!