こんにちは!mimiです。
ナイアシンアミドもあまり高濃度過ぎるものは刺激が出ますが、おそらく毛穴をつまらせたのは亜鉛(PCA亜鉛)が原因だと思います。亜鉛のイオンは皮脂と結合すると脂肪酸亜鉛という不溶性固形物となり毛穴を閉塞するため、皮脂の抑制作用があるのですが肌に合わない人はニキビなどの原因にもなります?
— かずのすけ (@kazunosuke13) April 21, 2020
「亜鉛と皮脂が結合すると、ネバッとした固形状になり毛穴を閉塞する場合がある」ということですね??
皮脂崩れ防止下地として有名なプリ○ヴィスタやセ○ンヌの化粧下地にも配合されています。
皮脂だけに選択的に反応するのは酸化亜鉛の最大の特徴。 紫外線散乱もできて皮脂崩れ防止もできる酸化亜鉛。非常に優秀な成分です。 — みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) January 6, 2020
シリカも皮脂吸着成分として有名ですが皮脂を選択的に吸着する能力はありません。 化粧料中の油分ですでに濡れている状態であれば、ほとんど吸着能は失っています。
— みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) January 6, 2020
さすがなつなつさん。 確かにオレイン酸などの遊離脂肪酸の割合はそこまで多くないですね。そしてトリグリセライドやエステルには全く反応しません。
ただ酸化亜鉛と反応した脂肪酸はワックスのような振る舞いをするので他のオイルを固める性質があります。量は多くなくても効果は十分発揮します。 — みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) January 6, 2020
なるほど!脂肪酸塩でトリグリ固めるんですね!納得です!
いや〜まさかTwitterでこんなに深い議論が出来るとは…。非常に勉強になりました!! これからも発信楽しみにしています? — なつなつ@研究職 (@natsunatsu_7722) January 6, 2020
✔︎皮脂の成分の一つである「オレイン酸」に、「酸化亜鉛」を混ぜると、発熱しながら液体のオレイン酸が固まっていく。
酸化亜鉛の皮脂吸着能等は、表面処理剤(コーティング剤と思ってください)によって、違ってくると思います。メーク製品の場合、全成分だけでこの酸化亜鉛はコレで表面処理されてるな、ってのはかなり難しいので気にしなくて良いと思います。それに皮脂吸着粉体は、酸化亜鉛以外にもありますからね?
— ミライ@化粧品研究開発×転職者 (@tenshoku7cosme) April 27, 2020
ミライさんのおっしゃる通り酸化亜鉛だけが毛穴に詰まる原因ではないと思います。 酸化チタンや酸化鉄も毛穴に詰まる可能性はありますし活性も割と高い成分ではありますからね。
酸化亜鉛の処理は皮脂吸着スピードに影響します。すぐに吸着するかじわじわ吸着するかの違いですね? — みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) April 27, 2020
「酸化亜鉛」はコーティングされて使われることが多く、そのコーティングの処理の仕方により、「皮脂吸着のスピード」には変化があるようです?
加えて揮発性シリコーンが揮発した後の化粧膜は割りと強固ですので落としづらくなっていることも考えられます。
あと酸化亜鉛は皮脂に反応し固化する性質があるので毛穴に溜まった皮脂と反応している可能性もあるかなと。 — みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) March 24, 2020
みついさんの以前のツイートですが、「揮発性シリコーン」(シクロペンタシロキサン等)と、「酸化亜鉛」が併用された日焼け止めは、
刺激により黒ずみが生じるのは確かとはいえ、刺激によりメラニンが発生して黒く見えるまでにはかなり時間を要しますので、元々あったものがより濃く見えるようになると考えないことには塗ってすぐに黒ずんで見える説明ができないんですよね?
— かずのすけ (@kazunosuke13) April 27, 2020
かずのすけさんによると、亜鉛は肌を引き締める作用が強いため、黒ずみが「目立ちやすくなる」状態になってしまうのではないかと?
【消炎、収斂効果としての酸化亜鉛】 酸化亜鉛は医薬品として消炎、収斂効果が認められている。 【顔料としての酸化亜鉛】 屈折率が高いため大きい粒子径のものはカバー力もある。
①紫外線散乱効果 ②選択的皮脂吸着効果 ③消炎、収斂効果 ④カバー効果 有能すぎる酸化亜鉛。#毎朝コスメ豆知識 — みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) January 7, 2020
前回のグリセリンフリーの記事でも書きましたが、酸化亜鉛自体、比較的安全性が高く、様々な効果が期待できる有能な成分です?