インテリジェンススキンケア

脱石鹸&脱クレンジング歴20年のmimiが語る|mimi公式

脱せっけん&脱クレンジング歴20年のmimiが語る|mimi公式
こんにちは!mimiです。
 
今日は「ベビーオイル洗顔」をお勧めしている私mimiが、そもそもなぜ、脱石鹸&脱クレンジングを20年行なってきたかについて、お話します。
 
今日はどうして私が脱石鹸&脱クレンジングを20年間の長きに亘り続けてきたのかについて、書きたいと思います。
 
 

 洗いすぎ⇒敏感肌の悪循環ループ?

 
今でこそ敏感肌”より”くらいの肌になりましたが、思春期ニキビ発生からの、洗いまくったケアを17歳のときにしたことによって、頬の部分が赤く腫れ、アトピーの薬を処方されるまで悪くなってしまった時がありました?
 
私が常々思っている、
 
ニキビできる ⇒ 周りからよく洗えといわれる ⇒ 洗いすぎることによってバリア機能低下???
 
という悪循環ループに入ってしまったわけです
 
また当時(2000年代)は、落としやすいまたミネラルメイクアップなんてものもありませんでした。
(なので私はセリサイトやシルク粉、真珠粉をブレンドしたオリジナルパウダーを手作りしていました当時からオタク)
 
 

 そして、れんげ化粧水

 
そして、れんげ化粧水というニッチな化粧水を使い始め、その使用法の中で石鹸洗顔が禁止されていたため顔を洗わなくなりました。
 
石鹸洗顔の是非については、2011年ころに私が書いていたブログによいことが書いてあったので、一部転載します。
 
 

【石鹸とは?】 

石鹸は、皆様もご存知のように、油汚れを落とすための洗浄剤です。
 
石鹸には 界面活性剤というものが入っています。
汚れといわれる物の主成分は、主に油分です。
しかし水と油は反発し合います。
そこで石鹸の界面活性剤で、水と油を引っ付けて油汚れを落とします。
この界面活性剤の性質によって、石鹸を使うと汚れが水とくっつき、汚れが落ちていく、というのが石鹸洗浄のしくみです。

 

【界面活性剤、アルカリ、苛性ソーダ】
1.界面活性剤

前述の界面活性剤は、石鹸以外に食品などでも利用されています。マヨネーズの実験など、小学生のときにやられた方も多いのではないでしょうか? 界面活性剤の働きにより、水と油を混ぜることで、油汚れを落とすことができます。 しかしその時に、界面活性剤は、肌が自ら作り出している、NMF(ナチュラル・モイスチャーライジング・ファクター)といわれる天然保湿因子や、皮脂膜も洗い流していってしまうのです。 石鹸というのは、肌にとっては、悪しきものも良きものも全て一掃する、諸刃の剣、といってよいでしょう。

参考:サッポー美肌塾「界面活性剤は危険?」

2.アルカリ
石鹸が
アルカリ性であることは、よく知られています。 一方、肌表面は弱酸性です。(この仕組みについては、後述します) 一時期”弱酸性洗浄剤”が流行ったことがありますが、これも一理あるのです。 (ただ、これらの製品は、本来アルカリである洗浄成分を無理やり弱酸性にするために、合成界面活性剤が大量に使われておりますので、石鹸よりももっと肌に悪いといわれています) 通常、石鹸で洗浄した肌表面は、一時的にアルカリに傾きます。 しかし時間をかけて、肌の常在菌が、肌表面を弱酸性に戻してくれるのです。 この間、約4~6時間といわれています。 しかし、 肌が乾燥する時期や,肌が弱っているときなども,pH値の回復が遅くなることがあり、肌表面がアルカリ性に傾くことがあります。 (これは、肌表面の常在菌の働きが鈍っている、ということでもありますが…。) 肌表面がアルカリ性に傾くと、悪さをする菌の繁殖を許してしまいます。(詳しくは後述します)

参考: MSN相談箱「石鹸のアルカリ性は肌に悪い?」

3.苛性ソーダ
石鹸は、動植物のあぶら(油脂)をアルカリで煮て作られます。 そのアルカリの種類によって、石鹸は2つに大きく分けられます。

 ☆脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)
  油脂を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で煮たもの。固形石鹸や粉石鹸になる。
 ☆脂肪酸カリウム(カリ石鹸)
  油脂を水酸化カリウム(苛性カリ)で煮たもの。液体石鹸になる。

この石鹸製造に欠かせない苛性ソーダは、毒・劇物取扱法や薬事法で劇物と指定されているたいへん危険な薬品です。 石けん作りには濃度にして約30%の苛性ソーダ溶液を使いますが、このような高濃度の苛性ソーダ溶液はきわめて危険で、1円玉程度で、人が一人死んでしまうほどの急性毒性物質です。 このような劇物が、石鹸製造には欠かせないのです。 (石鹸は化学的には、「脂肪酸のナトリウム塩」という名前になります。)

参考:  uki☆uki☆せっけんライフ「苛性ソーダって危険?」  

もちろん、こんな劇物が残留しているような石鹸を使うと、肌に悪影響があります。 そのようなことを防ぐために、石鹸製造メーカーは、反応しきっていない未反応の成分(遊離アルカリ)をいかに無くすか、工夫をしているようです。 数日掛け大きな釜で温度も下げないように攪拌したり、最後には大量の塩水で石鹸を洗い、比重差によって、不純物と石鹸を分離させたりするのです。 それでも、未ケン化(石鹸になりきらない)部分をゼロにすることは難し、とのこと。 参考:「苛性ソーダとは 」 手作り石鹸が一時期はやりましたが、未反応の苛性ソーダが残ってしまう可能性が高いそうです。 プロがやっても難しいことを、素人がやるのは、もっと難しいに決まっていますよね…。

4.まとめ
・汚れも落ちるが、肌に必要な皮脂や、保湿成分も落としてしまう。
・肌のpH値が著しく変動する。
・一部の粗悪な石鹸には、苛性ソーダ残留の危険性がある。
【皮膚常在菌について】  1.皮膚常在菌とは

 

私たちの肌には、1cm辺り、20万個もの細菌が住み着いています。

この細菌たちに上手に働いてもらうことこそ、大事なことなのです。

 

肌表面に生 息している細菌にも、善玉菌と悪玉菌があります。

 

2.善玉菌の働き

この中で重要な働きをしてくれる善玉菌が表皮ブドウ球菌です。 善玉菌は活動しながら脂肪酸(オレイン酸や酢酸)を生産し、肌のph値を5.0~5.5程度の弱酸性に調整し、保ってくれます。

 

石鹸洗顔後も、6時間かけてpH値がじわじわと回復していくのも、善玉菌ちゃん♪のおかげです。

さらに食中毒を起こす細菌として有名な黄色ブドウ球菌などの病原細菌が暴れるのを防いでくれます。

 

悪玉菌ではニキビの原因になるアクネ菌や、アトピー性皮膚炎に関係する黄色ブドウ球菌などがあります。 

 

※ちなみに、ニキビの原因として有名なアクネ桿菌は、毛穴の入り口付近に棲んでいる細菌です。

通常は肌を弱酸性に保つために働いてくれる良い細菌なのですが、異常に増殖するとニキビの原因になります。 しかしアクネ菌は酸素に弱いですから、肌表面が柔らかく皮脂が毛穴にたまらなければ、酸素に触れ異常繁殖することはありません。

間違っても、殺菌しなきゃ!なんて思わないでくださいね。

  3.善玉菌の餌は皮脂

 

善玉菌は脂肪酸(オレイン酸や酢酸)を生産し、肌を弱酸性に保ちますが、実はこの方たちのというのが

 

皮膚表面の脂質や、角質層の落屑

なのです。

 

特に善玉菌は、皮脂の餌がないと、死滅してしまいます。善玉菌が死滅して少なくなると、肌の表面はアルカリに傾きます。

そしてアルカリに傾いた肌から病原菌が侵入して細胞を破壊していくのです。 黄色ブドウ球菌に代表される病原菌は、アルカリの肌が好きで、弱酸性の肌では生きて行けません。

 

そこで肌を弱酸性に保つためには、必要な皮脂を保ち善玉菌を生息させることが必要なのです。

ご飯をちゃんとあげてください。

 

 

4.肌のバリア機能が働くのは、善玉菌のおかげ

 

肌表面のバリア機能を鍛えることが大切、と口を酸っぱくこのブログでも語っております。

 

肌表面のバリア = 皮脂膜+目に見えない汗 = 天然の保湿クリーム でしたね。 しかし前述の「界面活性剤」の項でも書きましたが、油と水は、界面活性剤がないと交じり合わないはず。 では何故、皮脂と汗は肌表面で混じるのか。 実は、 皮膚常在菌が皮脂を食べて排泄する代謝物が、皮脂と汗という水と油を乳化作用により繋ぐ働きをしている のですよ!!! 天然の界面活性剤 といってもいいでしょう。 皮脂膜を作るには、善玉菌ちゃんの働きが必要不可欠なのです。

5.まとめ

・肌表面を弱酸性に保ってくれているのは善玉菌。
・善玉菌の餌は皮脂。
・善玉菌の排泄物が、皮脂と汗の混じりあいを助けて、肌バリアにを作る。
ということはですよ。
善玉菌と、その餌になる皮脂を落としてしまう、石鹸洗顔はする必要がない のです。

 

うん、相変わらずオタクだね…(白目)
 
一応、今読んでもそんなに間違ったことは書いていないと思いますが、(皮ふ常在菌のからみについてはちょっと検討必要な気もしている)とどのつまり何が言いたいかというと
 
必要なものも洗い流しちゃうから、顔は洗いすぎないでね?✨
 
ということです。
 
 

かずのすけさんも「オフスキンケア」という形でお勧めしていますね

かずのすけさんも、「洗いすぎ」に注意喚起をされている方のひとりです。
 
洗いすぎのケアをしている人が、いきなり洗わなくなると肌トラブルを起こしやすいので、徐々に洗浄料を落としていきましょうというお話。
 
同意of同意です?
 

脱石鹸&脱クレンジングの問題点

石鹸だけでなくクレンジングもしないと、顔が乾かなくなります?
 
セラミドとかいろんな保湿成分が今流行ってますが、もちろんもともと肌に存在する自前のセラミドで間に合うならそれが一番。
 
しかし私の中で、この20年間一番困っていたことが、日焼け止め問題です
 
20年前の日焼け止めって、SPF値高いものは専用クレンジング必須、逆に紫外線吸収剤を使わない肌に優しいものは、「お前粘土か?!???」ってほどテクスチャーと仕上がりの悪いものしかありませんでした。
 
敏感肌の私は、日焼け止めを塗ると落とす頃には肌がピリピリし、アトピーのような赤みが出てしまうことが本当に嫌でした?
 
結局、悩みに悩んだ末、
 
日常生活の中では「日焼け止めを塗らない」という選択をして、20年間生きてきました(爆弾発言)
 
”肌に合わない日焼け止めでバリア機能を損なうくらいなら、日焼け止めはやめる。
その代わり1年中日傘と帽子で徹底的に遮光をする。”
 
というスタイルで、この20年間過ごしてきました。
(本当にこれは究極の選択的な話で、日焼け止めで肌が荒れないなら絶対に塗った方がいいです。)
 
しかし最近の日焼け止めの進化はすごい?✨
敏感肌向けの物もたくさんでるようになったし、オレゾのようにさらに使用感に優れているものも出てきました。
 
しかし、日焼け止めを塗ると、最低でも石鹸を使って落とさないといけないのが悩みの種…
 
そこで出会ったのが”ベビーオイル洗顔”でした✨
ベビーオイルなら、界面活性剤はもちろん入っていないし、安定性が高いので酸化リスクも少なくてすむ。
さらに、化粧品研究が進んで、ベビーオイルでも落とすことのできる日焼け止めが、どんどん出てきている?✨
時代の流れも、ミネラルメイクアップや、皮ふ常在菌に着目した製品が出てきているし、やっと
 
脱石鹸&脱クレンジングがお勧めしやすい時代になったと感じています。
 
 

まとめ

長々と書いてまいりましたが…
 
最後に注意書きをしておくと、私の肌質はTゾーン脂性より、Uゾーン乾燥肌より敏感タイプです。 脂がとてもたくさん出る方や、ニキビに悩まれている方にこの方法が合うかは、体感としてはわかりません?‍♂️
 
でも少なくとも、お風呂から出たあとにすぐ保湿しないと肌が乾く、乾燥肌、敏感肌で悩んでいる方は、可能性のひとつとして参考になるんじゃないかと思っています。
また混合肌の人は、乾く部分は脱石鹸&脱クレンジング。脂っぽい部分だけには石鹸をたまに使うとか。
 
本当にいろんな方法があると思うんですよ。
 
私が思う、スキンケア賢者✨の方々は
いつも同じケアをしなければならない、という固定観念にとらわれずに、その時の状況や季節によって肌の状態を見極め、適切なケアをすることが身についている方が多いな
と感じています。
 
私も、たまに気合入れたくて濃いお化粧するときは、石鹸とかクレンジング使うこともありますしね?
 
その辺は臨機応変にやっていくのがいいと思います。
ありがとうございました?‍♂️