こんにちは!mimiです。
3回にわたって、鼻の毛穴の改善方法について切り込んだ記事を書いてきたわけですが…
これって鼻だけじゃなくて、顔のお肌全体に言える問題なんじゃないの???っていう根本的なことに気づきました!!!
◎人生いろいろ… 毛穴もいろいろ…?
(わかる人だけわかってくれればいいの私は?)
ってことで、毛穴にも色々な種類があるという話、みなさんはよくご存知だと思います?
こちらのタカミスキンクリニックのサイトがわかりやすかったので、ご覧ください?♀️
ここに掲載されている、たるみ毛穴と、クレーター毛穴は、今回のお話からは除外して?
✅ つまり毛穴
✅ 黒ずみ毛穴
✅ 開き毛穴
この3つの毛穴が、「毛穴界の三大嫌なやつ」ではないでしょうか。
◎毛穴、気になりだしたのっていつから??
この答えについて、もちろん人によって個人差はあると思いますが、ホルモンバランスの乱れにより皮脂の分泌が増えてくる思春期前後から、毛穴の目立ちが気になる方が増えてくるのではないかと推測します?
そしてここで、誤ったケアに手を出してしまうと、私も陥って10年ほど抜けることができなかった、
「毛穴問題の、負の大車輪?(スパイラル)」
に陥ってしまうのではないかと。。。?
当然、皮脂分泌量が多いわけですから、ニキビを併発する方が多いと思います(私もそうだった)。そうすると更に、クレーターによる凹凸も加わってしまいます?
これを読むと、毛穴って本当に悪循環になりやすいことがわかる。どこがスタート地点かはわからないけれど、
— mimi (@mimitan090909) February 24, 2020
✅皮脂分泌過多
✅不飽和脂肪酸の増加
✅角質肥厚
✅不全角化
✅毛穴周りの皮膚陥没
✅角栓が詰まりやすく
✅角栓を抜くと更に溜まりやすく
✅更に皮脂が増え酸化から黒ずみ
このサイクル↓ pic.twitter.com/OrRorYHNjb
こちらのツイートにも記載したように、「毛穴問題は一度起こりはじめると、坂道を転げ落ちるように悪化していきやすい」側面を持っていると、私は考えています?
詳しく説明しましょう?♀️
DMからのご質問です?
— mimi (@mimitan090909) February 24, 2020
「私は毛穴が目立ち気になっているのですが、ベビーオイル洗顔をすることでベビーオイルが毛穴に残留、酸化し、余計に毛穴が目立つようなことは起こらないでしょうか。」
前提として、こちらの記事にも書きましたが、ご自身の毛穴がなぜ目立っているのか、↓
◎ぜんぶ皮脂のせいだ?
毛穴問題で必ず登場する言葉。「皮脂」
本来皮脂は、肌を守ったり、肌のpH値を調整するために分泌されます。
困った時のWikipedia様
(太字は私がつけました)皮脂(ひし、英: Sebum)は、皮脂腺から分泌される脂肪などを含むエマルション様の液体である。
皮脂腺の腺細胞が内部で合成した分泌物を多量に蓄積した後、細胞全体が崩壊することによって皮脂腺内腔に放出される。つまり、皮脂は皮脂腺細胞の崩壊物全体からなる。毛穴の内面に開く皮脂腺開口部から皮膚表面に分泌され、皮膚や体毛の表面に常に薄い膜状に広がり、物理的、化学的に皮膚や毛髪を保護、保湿する役割を果たしている。また、これに含まれる脂肪が皮膚の常在菌により分解されることで生じる脂肪酸によって皮膚の表面は弱酸性となり、これが病原菌などを排除する機能も持つ。
へー、皮脂って皮脂線細胞の崩壊物全体からなるんだ。何もそこまで大義なことせんでもえーやろにー?と思いますが、皮脂によって肌や髪は「保護」され、皮脂&常在菌のコラボレーションにより、肌のpH値は、弱酸性に保たれていて”バリア機能”の一助を担っていると。。
皮脂、あんたすごいじゃん?✨
毛穴業界では目の敵にされがちな皮脂ですが、本来は必要があって、大切な役割があるから分泌されているわけです?
◎そんな皮脂が、私たちに牙を剥く時…?
適量であれば悪さをしない皮脂ですが、思春期のホルモンバランスの乱れや季節など、何らかの原因により、 過剰分泌されることがあります?
皮脂の分泌量は性ホルモン(アンドロゲン)が大きく影響するので、思春期から成人(女性では20歳代、男性では20~40歳代)にかけて多く、その後は加齢とともに減少します。女性の場合は月経後の黄体期にも増加します。過剰分泌されると、悪い側面が顔を出すということですね?
(中略)
一方で紫外線や空気にさらされ,酸化して肌に障害を与える可能性があります。皮脂の分泌が適量であれば、肌への悪影響はほとんどありません。しかし過剰に分泌されると、皮膚表面における皮脂と水分のバランスが崩れ、皮脂を好む常在菌が増殖して脂漏性皮膚炎や尋常性ざ瘡(ニキビ)などの肌トラブルが起こってしまう場合があります。
そして過剰分泌された皮脂がどうなるかというと…
皮膚の常在菌のマラセチア(酵母様真菌)は増殖時にトリグリセドと飽和脂肪酸を利用し、不飽和脂肪酸へ、とりわけオレイン酸へと変える
前述Wikipedia「皮脂」より引用
当社の研究では、毛穴が目立つ人ほど皮脂量が多いことがわかっています。皮脂成分の中でも、特に「不飽和脂肪酸」の比率が高くなっています。不飽和脂肪酸の代表的なものには、食用油としてもなじみがある「オレイン酸」があります。オレイン酸は油脂の成分として食用には好ましいのですが、「遊離脂肪酸」として肌上にあると、きめを乱したり、角化異常を起こしたり、毛穴が目立つ肌状態を引き起こすことがわかりました。皮膚の常在菌によって、皮脂の一部は、「オレイン酸」という不飽和脂肪酸へと変化します。そしてそのオレイン酸がさらに、「遊離脂肪酸」になることで、不全角化を引き起こしていくことになります?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000005794.html より引用
✅皮脂(トリグリセリド)
ここまでおk?
◎んで、その「遊離脂肪酸」てなあに?
皮脂が遊離脂肪酸に変化する過程で関わってくるのが、“マラセチア菌”です。
マラセチアちゃんは、真菌(カビ)の一種です。これは健康な肌の人にも存在している、皮膚常在菌の一種です。そしてこのマラセチアちゃんの栄養源は皮脂です!!
皮脂を構成している成分である、トリグリセリドくんと、このマラセチアちゃんがボーイミーツガールすることによって、副産物として「オギャー!!!」と、毛穴界のオーメン?こと、遊離脂肪酸ベビーが生まれるというわけですね。
その辺り詳しいのが、こちらのメナードの企業研究です?♀️
マラセチアリパーゼは、皮脂を分解し、遊離脂肪酸という炎症物質に変えます。そして、遊離脂肪酸が毛穴の中を刺激して、炎症を起こします。
つまりこの遊離脂肪酸は、炎症物質の一種なんですね?
先ほどの話に戻りますが、
✅皮脂が過剰に分泌される
↓
✅それを栄養とするマラセチア菌が増える
↓
✅遊離脂肪酸が増える
↓
✅炎症が起きやすくなる
という図式が成り立ちます。風が吹けば桶屋が儲かる的な?✨(違う)
そして、この遊離脂肪酸が肌の上で悪さをする状態が、”脂漏性皮膚炎”といわれています?
皮脂の成分の1つであるトリグリセリドはマラセチアなどの皮膚の常在菌によって遊離脂肪酸に分解されますが、この遊離脂肪酸が皮膚に刺激を与えることが 脂漏性皮膚炎発症の原因の1つと考えられています。また、増殖したマラセチア自体も皮膚に炎症を起こすと考えられています。
そりゃ炎症物質だもんね?
そして、増殖したマラセチア菌自体も皮膚に炎症を起こすって、『パラサイト〜反地下の家族』かよ!!!(ごめんなさい、観てないです?)
迷惑極まりないですね?
◎そして更なる地獄へ、車輪はひた走る…?
そして遊離脂肪酸が増えたことによる害は他にもあります。炎症物質である遊離脂肪酸が、毛穴の壁を刺激することによって、「不全角化」が起こると言われています。
不全角化については、こちらのブログに詳しく書きましたので、まだ読んでない方は読んでね?
「炎症や刺激などが原因となり、皮膚の細胞の分化・増殖が乱れ、角化の速度が異常に速まることにより、核が残ったままの不完全な細胞が肌表面に現れること」を、不全角化状態といいます?
✅遊離脂肪酸により毛穴周辺の皮膚が炎症?
↓
✅炎症した皮膚を治そうと、新しい細胞がどんどん作られてターンオーバーが早まる
↓
✅新しい細胞は突貫工事で作られるため、未熟な状態(有核細胞)の角質層ができあがる
↓
✅不全角化
↓
✅ついでに、セラミドなど肌を潤わせる物質も足りなくなる
↓
✅バリア機能はさらに低下、失われたセラミドを補うために、さらにたくさんの皮脂(その量は5倍と言われている)が出る?
↓
✅増えた皮脂により、遊離脂肪酸が増える…
という、まさに負の連鎖がはじまる訳です????
◎不全角化が起こると、毛穴が目立つ
そして不全角化が起こると、前述したように、未熟な細胞が肌表面を覆うことになるため、毛穴の周囲の皮膚が、すり鉢状に広がってしまいます。
パズルのピースがいくつか足りなくなってしまった状態をイメージしてください?当然、ピースが不足しているところが穴になりますよね?(ざっくりとした話ではありますが)
これがいわゆる、「毛穴の開き」です?