ベビーオイル洗顔で落ちる化粧品と落ちない化粧品の見分け方
こんにちは!mimiです。
ツイッター上でこんな疑問を拝見しました。
おお、ここまでされてても落ちてる感じなのですかすごい?
— mimi (@mimitan090909) February 26, 2020
他にもきちんとメイクだけど、ベビーオイル洗顔してみてるよって方いらっしゃったら是非教えてください? https://t.co/SyNbSPkiEs
そうしたら、元化粧品開発者のげんさん(現在は化粧品ビジネスマッチングサイトの運営と、Youtubeで化粧品の処方や薬機法などについての知識を配信していらっしゃいます)が、こんなお返事をくださいました。
O/Wのメイク処方にベビーオイル洗顔は相性悪いと思いますよ。外側が水だから。 https://t.co/vaK4cLBjsx
— げん?科学的なズボラ美容 (@hyotang888) February 26, 2020
げんさんに掲載許可を頂きましたので、この問題に関する過去のげんさんツイートをシェアさせていただきながら、化粧品の処方とクレンジング剤の相性について、今日は記事にさせていただきます??
上のツイートをみると、化粧品の処方の関係で、ベビーオイル洗顔で落ちやすいメイクアップ用品と、落ちにくいメイクアップ用品がある、ということなんですね。
そして、O/W(オイルインウォーター)と、W/O(ウォーターインオイル)のメイク用品では、落としやすいクレンジング剤が異なってくる、ということが、私たち消費者にとっては大切なポイントではないかと思います✨
これはほんとにそうで
— げん?科学的なズボラ美容 (@hyotang888) October 25, 2019
どのクレンジングが良いですかっていう質問もよく受けますが、まず聞くのはどんなメイク使っているか
水溶性やO/Wのメイク使ってるのにオイルクレンジング使うのもおかしいし
W/Oやウォータープルーフ系のメイク使ってるのに石けんやO/W系のクレンジングでは落ちにくいと思う https://t.co/lo1k4dChus
クレンジングを選ぶ時は「似た者同士は仲が良い」と覚えとくと良いと思います基本的に、「似た性質のもの同士だとよく馴染んで落としやすい」ということだそうです?✨— げん?科学的なズボラ美容 (@hyotang888) February 8, 2020
W/Oのメイクはオイル系のクレンジングで落ちやすいけど、逆に水系のクレンジングでは全然落ちない→逆もしかり
また、メイクの油剤の組成とクレンジングの油剤の組成が似てれば似てるほど落ちやすい
相性悪いと喧嘩する
いや、全成分表みないと分からないし、実際に商品見ないと分からないです
— げん?科学的なズボラ美容 (@hyotang888) February 26, 2020
乳化剤の種類ではないので。処方設計の問題。
ということですので、素人が成分表から、W/OなのかO/Wなのかを判断するのは難しそうです
しかし素人でもW/OかO/Wを簡単に判断する方法を、これまたげんさんが以前のツイートで呟かれていらっしゃいました
O/WかW/Oかはすぐに分かりますよ
— げん?科学的なズボラ美容 (@hyotang888) February 8, 2020
手の甲か腕の裏、もしくは机等にメイクを塗ってもらって、数滴水を垂らして、明らかに弾けばW/O、馴染んだらO/W。逆に油(家庭用植物油等)を垂らすというやり方でも良いと思います
パウダー系は基本、不溶性原料と油がメインでほぼ水はないので、一般的にはオイル系
そして、ベビーオイルは当然油なので、「水を明らかに弾いたものであれば、ベビーオイル洗顔でも落とすことができる可能性が高い」と言えるのではないでしょうか(絶対ではないけど)
これも前に書いたけど
— げん?科学的なズボラ美容 (@hyotang888) February 26, 2020
落ちにくいのではなくて、落とすものとの相性の問題
ミネラルコスメのクリーム系の処方はO/W処方が多いので、石鹸、水系のジェルクレンジング、ミルククレンジングが外側が水なので相性良くて落ちやすい
なので石鹸で落ちますとよく書いてる
以前エゴサをしたいたときに、「MiMCのミネラルファンデーションがベビーオイル洗顔でも全然落ちなかった」というご意見がありましたが、それも納得?
また日焼け止めでも、オレゾの製品はベビーオイル洗顔で落ちるものが多いのですが、NOVのシャカシャカタイプの日焼け止めはさっぱり落ちません。これも、こういったベースの処方の相性によるものだと思います
今使われているメイクアップ製品がベビーオイル洗顔で落ちるか試されたい方は、手に塗ってみて、水を弾くかどうかの実験、是非なさってみてください?✨
あと補足的な内容なのですが、化粧品技術者でいらっしゃる、たろさんのツイート。
あとは粉の表面処理かな?
— たろ?化粧品技術者 (@bearcx3) February 27, 2020
大抵のW/O処方の粉は油と馴染みやすい表面処理がされているけど、O/Wの粉はその限りではないです。
メイクが残るって感じるのは粉残りを感じている気がするので。
W/Oと、O/Wに配合されている粉(パウダー)にも、違いがあるということですね
あってます?
— みついだいすけ?メイクアップ化粧品研究職 (@gni_dream) February 27, 2020
オイルには馴染まないので落としにくいですが石鹸では落ちます。
ウォータープルーフと言えどW/Oレベルの耐水性まではありません。
そこそこの耐水性がありながら石鹸落ちができるという絶妙な感じがこれ系の処方の良さですね。
最近は乳化の研究も進んでおり、「O/Wなのに水を弾く化粧品も出てきている」とのことです!
こうした研究職の皆様のおかげで、私たちのメイクアップQOLがどんどん上がっていってると思うと、本当にありがたいですね?✨
まとめ
✅試すときは手の甲に塗ってみて、水を数滴たらしてみる。弾いたらW/O製品である可能性が高い。(ただし例外もあり)
✅O/W製品を使用されている方は、無理してベビーオイルで落とそうとするよりも、石鹸や、ジェルタイプ、ミルクタイプのクレンジングを使った方が、肌負担なくするっと落とせる可能性がある。
この辺りかと思います?
またこのことを知っていたら、メイクアップ用品を購入するときも、テスターを手につけて、ちょっとお手洗いにいって水を垂らしてみれば、ベビーオイル洗顔で落としやすいかすぐに判断できるわけですから、 覚えておくとよいですよね✨
ご紹介
特に薬機法(化粧品や医薬部外品を販売するときの広告に関する法律)まわりのことを学びたいと思って検索をかけてみても、プロ向けの難しい内容ばかりで参っていたので、この辺りのことを分かりやすく説明していただいているのが、とてもありがたいです?✨
いくつか、私のお勧めの記事を挙げておきます?♀️
「化粧品で他社の誹謗中傷はNG!!薬機法まとめ 」
「インフルエンサー、ブロガー必見!!化粧品と医薬部外品の広告の定義とは? 」
「医師、薬剤師、美容師は化粧品広告でオススメはNG!!対策は? 」
こちらから記事検索もかけられる親切ぶり!